ユーザー車検 2008



購入したときは車検切れ寸前だったので,車検通す必要があったんですが
節約をかねてユーザー車検をやってみました.

まず,必要な物は書類.

こちらが用意する物を羅列すると,
自賠責証明書,車検証,納税証明書ぐらいです.
陸運支局に置いてある書類は継続検査申請書,自動車重量税納付書,自動車検査票.
そのほかに必要な物と言えば,印鑑,簡単な工具,筆記用具程度ですね.

ユーザー車検というぐらいですから,自分で車検が通る状態まで車を
メンテナンスしなければいけません.
最低限,車検でチェックするポイントを事前に点検しましょう.
車検に直接関係のあるチェック項目は意外と少なく
ヘッドライト(光軸,色温度,照度など),方向指示器など電球類,
ワイパーとウォッシャー,タイヤ(空気圧とボルト),クラクション
サイドスリップ(横滑り量),排ガス漏れ(下回り),ブレーキの効き
エンジンルームの車体番号,シフトパターン,発煙筒の有効期限などです.

とりあえず見たところ,タイヤのアライメントが狂ってたのと
シフトパターンが無く,発煙筒の有効期限が大幅に切れてました.
気にするのはマニュアル車ぐらいなシフトパターンと発煙筒を購入.


発煙筒なんか新車時のままだったらしい.

シフトパターンはSTiのをペタッと貼り付けました.
タイヤのアライメントは時間がなかったので直さずそのまま.

車検用のラインが稼働するのは1日に4回のタームです.
午前と午後で各2タームずつ.
予約制でインターネットで予約できますが,1週間ぐらい前から入れないと
業者の予約ですぐいっぱいです.
初めてなので,午後の最初のタームにしてみました.

昼休みごろに行って,書類の準備.
だいたいの作業は車検証に書いてあるのを写したりするぐらいのもの.
あとは重量税と自賠責,検査手数料を払って提出です.
5ナンバーのインプの場合,およそ7万円ほどでした.
ディーラーに頼むと12万ぐらいかかるので,だいぶ節約できましたね.

いよいよ指示されたラインに入るわけですが,入り口で検査員にチェックされます.
外見でチェックできる,バックライト,ウインカー,ワイパーなど.
せっかく換えたのに,発煙筒は見られませんでした.まぁ,前の発煙筒も
2回の車検をくぐり抜けてきてたので,見ない物なのかも.
ただ,シフトパターンはチラッと見てた気がします.

ラインは光軸&車速,排ガス,下回りの3段階.
最初のテスター前で順番が来るのを待ちます.


順番待ちで撮影.

テスターに乗ったら,電光掲示板を見ながらその指示通りに操作します.
それぞれのテスト後にすぐ合否が掲示板に表示されるのですが,
心配だったサイドスリップは合格.光軸は左が合格で右が不合格でした.
その後のテストは全部合格.
最後に検査員が待っているので,すべて合格であれば書類を提出します.
ライトが片方不合格になっているので,近くのテスター屋の場所を聞いたら
「あー,この近くはテスター屋が無いんだよねー」
という予想外の事態.
滋賀陸運支局には大抵近くにあるテスター屋が無いらしいのです.
「右のライトが右下にずれすぎだよ」と小さい紙切れを渡されました.
直さないことには車検が通らないため,仕方なく手近な壁に垂直になるように
車を止めて,壁へハイビーム照射.目測で合わせることに.
検査員にもらった紙には右40cm,下34cmと書いてあります.
10m先のずれ量らしい.
確かに,1m先の壁でも左右を見比べると違いすぎます.
で,合格の左と対照になるように鉛筆で印を付けて合わせることにしました.
ただ,工具がドライバーとラジペンぐらいしか持ってきていなかったので
調整ネジが回し辛いことこの上ない.
こんなもんかと直して再びラインに並んだときには長蛇の列.
全然進まないから,ラインに入るまで1時間近くかかりましたよ.
タームが始まってからなるべく早く並ぶと良いようです.
そして光軸だけの検査をするため,入り口でボタン選択.
ライトに合わせる機械の動きをドキドキしながら見てましたが,結果は合格.
あとは窓口に書類を提出して,車検シールをもらって終わりです.

全体的に,思っていたよりも簡単でした.
順番待ちをしてる車も,古いベンツから,GTウイングを外した跡が見えるRX7まで,
車好きなんだなと思える車も多かったですし,車への愛着も湧きますので
興味のある方は挑戦してみてはいかがでしょうか.