ラジエタホース交換



ゴム系の劣化が気になったのと,アッパーホースに水温センサを挟みたかったので,
アッパーとロワーの両方を交換しました.

交換したものは,アッパーホースがシリコン製でセンサ用の分岐が付いてる
BLITZのクーリングパフォーマ.
ロワーホースがMF-Rというメーカ.シリコン製です.

今回はロワーのため下に潜るので,まずはジャッキアップ.
しかしエアロで車高が低いためにフロアジャッキが入りません.
ということで,スロープで少し上げてやります.


左上が用意した道具類.
まずはスロープに乗ります.
そして右上の赤丸を付けてあるフロントのジャッキポイントに
フロアジャッキを合わせて,持ち上げます.
このポイントは見にくいのですが,アンダーガードの奥にあります.
そして,スロープが邪魔するので少し奥になりましたが
両サイドにウマを掛けます.
そして,フロアジャッキを下ろします.タイヤなどを下に置いて安全対策も.
コレで完了.
携帯用の蛍光灯を鉛バッテリにつないで作業灯にしてみました.

次にアンダーガード外し.


整流と保護のためには仕方ないですが,いちいち外すのが面倒ですね.

写真左上:奥のサイドで止めてある小さなビス.2カ所.
写真右上:横を止めてるビス.プラスドライバでいけます.2カ所.
写真左下:ジャッキポイントのビス.2つ.
写真右下:バンパー下の2カ所.穴の奥なのでエクステンションが要ります.

いよいよLLCを抜く作業に入りますが,十分に冷えた状態で行いましょう.
あとヒータからも抜くため,エアコンの設定を高温側にしておくのも忘れずに.
通常はラジエタのドレンコックから少しずつ抜いていきます.
ただ,素材がプラなのとOリングの劣化で,締め直したときに漏れの原因となる
恐れがあったので,コックに触らず,ロワーを外してダイレクトに抜きました.
最初にラジエタキャップを外しておいて,ロワーのラジエタ側を少しずつ
引っ張っていくと,外れた瞬間にザバーっと抜けてきます.


辺りがLLCまみれ.
吹き出すとき,被らないように注意です.
抜けきるまではチョロチョロと時間が掛かりますが,水を通すなどして
綺麗にしましょう.

その間にホースの準備.
センサは専用の場所がありますので,そこに取付けるのですが,分岐部分の長さが
長くてセンサが奥まで届きません.
なので,ホースバンドを締めるのに支障ない程度まで切って短くしました.
両端の締め付けられる部分には,バンドがシリコンに食い込んで傷つかないように
潤滑用のシリコンスプレーを吹いておきます.


取り外したホースと並べるとこんな感じ.

アッパーホースの方ですが,外したり付けたりの作業をするには
サクションパイプを外してしまった方が良いです.
私の場合はシリコンのアフターパーツでタービン前まで一体化しているので
エアクリカバーを外して,押しやりながら無理矢理作業しました.

古い方を捻りながら引っ張って抜いて,新しい方も捻りながら入れます.


ラジエタに伸びてる手前の細いホース2本も外してしまうと作業が楽になります.
根本までちゃんと付けたら,ホースバンドはしっかり締め付けましょう.

ロワーも同じようにやりますが,遮る物が何もないので作業性も良く楽です.


ただ,エグゾーストの遮熱板が近くにあるので,手を切らないように気をつけます.

最後に新しいLLCを補充します.
7L以上の容量があるはずなので,4LのLLC,つまり2倍に薄めて8L分を用意したものの,
完全には抜けきらなかったみたいで2L分を2.5倍に薄めて5L分ぐらい入れました.
アッパーやロワーを揉んで空気を抜きながら,入れていきます.

漏れがないのを確認して,アンダーガードを戻したら,エンジンを掛けてみます.
エンジンを回すと抜けきらなかった空気も抜けていくので,その分,水を補充しましょう.


あとは,何度かエンジンが冷えてるときに覗いて減っていれば足すだけです.