〜初めに〜


「エアガン」って?

正確には「エアソフトガン」といいます。
空気やガスの圧力を利用して、6mm(or 8mm)のプラスチック弾を 発射する玩具のことを指し、火薬を発火させてそのアクションを楽しむ 「モデルガン」とは全くの別物になります。
さらに細かく言えば、狩猟・競技用のエアライフルやエアピストル等を指す「エアガン」とも違うのですが、 「エアソフトガン=エアガン」が一般化しているので、特に区別しなくてもよいかもしれません。

市販されているエアガンは大部分が1J以下(一部例外あり)のパワーであり、 ASGK(日本遊戯銃協同組合)の定める基準に沿うようにメーカー側が自主規制をしています。
また、対象年齢も基本的に18歳以上(一部の条例適合商品除く)となっており、 ユーザー側にも、取り扱いに関してモラルとマナーが求められます。

また、一般の方に不快感を与えないよう、撃つ場所に気をつけなければならないことは当然ですが、 自分自身のケガ防止のためにエアガンを取り扱うときには必ず「エアガン専用」のゴーグルをつける必要があります。

また弾も、環境に配慮して自然分解する素材が盛んに使われるようになってきました。

このように色々と制約のある玩具ではありますが、正しく使えば奥深いホビーとして楽しめることでしょう。



「サバイバルゲーム」って?

サバイバルゲームとは、一言で言えばエアガンを使用する「戦争ごっこ」です。
もともとはアメリカのペイントボール(ペイント弾使用のスポーツ)が日本に紹介されたとき、ペイントマーカーが日本の法律に合わなかったため、 エアガンを使用してアレンジされたのがサバイバルゲームの始まりだと言われています。
その後、エアガンの改良が続けられ、その完成度の高さから今では日本から世界へサバイバルゲームが輸出されるまでに至っています。
ある意味、日本発祥のスポーツと言えるでしょう。

そのサバイバルゲームですが、模擬戦争なので戦闘服を着たりしているために、傍目から見ればかなり異様なことは否めません。
その見た目から、あまり良いイメージを持たれない方も多いのですが、別に戦争を肯定しているわけではなくゲームとしての形態ですので、 その辺は混同されないよう理解を求めたいところではあります。

エアガンで撃ち合うわけですから、安全対策も万全を期さなければならないのは当然であり、フルフェイスのゴーグルが必需です。
基本的には身体および装備品のどこかに当たれば、「死亡」となります。
この判断は自己申告によるため、ゲームの成立はゲーマーのモラルにかかっているとも言えるわけです。

また内容は2グループに分かれ、お互いの陣地に立っているフラッグを奪取することで勝敗が決まったり、どちらかの全滅が条件だったりとゲーム形式は様々で、独自に創作したルールでのゲームも行われたりもします。
アタッカーやディフェンスなどのポディションもあり、バライティに富んだ展開が醍醐味となっているわけです。