AKのカスタムを作ったときに余った部品でもう1丁作ってみました。
例によってカービンにしたのでCQB仕様ということで。
使った部品など:
βスペツナズのジャンク [東京マルイ]
AK47のバレルなど一部 [東京マルイ]
M16のアンダーフレーム [東京マルイ]
RISのレイル(アッパー部のみ) [東京マルイ]
マグプルM93Aストックレプリカ [UFC]
スチールマガジンキャッチ [G&P]
ワッフル74タイプマガジン [G&P]
木製ハンドガード [G&P]
レシーバーカバー用レイル [TASCO]
こんなところかな?
見ての通り、ジャンクパーツの寄せ集めです。リサイクルとも言う。
まず、AKのカスタムといえばとりあえずPMC風。
東側の泥臭いAKに最新パーツを組み合わせて近代化!
というのが、やはり醍醐味じゃないかなと思うんですよ。
その洗練されつつも野性味の残る姿を目指すことにします。
ポイントは、エグいぐらいに訳の分からない組み合わせですね。
すべてが思いつきで進行していきます。
とりあえず、ストックは16系を付けられるように、M16のフレームの後ろを
移植してしまいましょうか。
AK側はストックを繋ぐための金属の接続パーツをバッサリとカット。
切る目安はフレーム後端からちょっと出るラインで良いと思います。
強度確保のために残し、そこにストックパイプをネジ止めするわけです。
M16のほうは、ストック基部となる部分が切り取れればいいのですけど、
ここで大切なのは切断する角度。
ストックの向きを不自然でない角度になるためにはバレルと平行にしないと
いけないんですよね。
AK47のフレームは後端が斜めになっています。74だと垂直。
そんなわけで、その斜め具合を考慮しつつ切るのです。
私は適当にマジックで印を付け、勘で切りました。
切ったら、パテでつなげます。ここで向きの修正もしましょう。
薄いプラ板を挟んだりしながら、微妙な角度を調節するのが意外と手間。
フレームと面を合わせるように適当にパテを盛ってヤスリで整えればOK。
亜鉛合金の金属パーツには穴開けてネジを切って、ストックネジを使えるようにします。
次にフロント部分。
やっぱりレイルを付けたいので、RISから剥いできたハンドガードを使うのです。
偶然なのかサイズを合わせているのか…考えれば不思議ですが、M4のレイル長と
AKのハンドガード、長さがほとんど同じなんですね。
そんな理由から、切ったり加工しなくても普通に使えちゃうんです。
まずは長さに合わせたバレルカット。
アウターを矢印の位置で切断、そして外径切削。
ただ切っただけではガスブロック部分に入らないので、
ここはちょっと普通では加工難な場所ですね。
ガスパイプ部分は、βスペツナズベースで長さが足りないので
穴を矢印部分へ新規に空けて、前に伸ばしてネジ止めしてあります。
バレル側が整ったのでレイルを当ててみると、ちょっと干渉する場所があり
奥まで入らなかったので、削りました。
AKのフレーム部分と当たるところです。
フレームとレイルの結合は、AKのパーツを利用します。
ハンドガードのエンド部分。
M16系で言うスリップリングの部分かな?
ちょうどカスタムパーツのアルミ製があったので使いましたがノーマルだと
プラでできています。
レイルとそのパーツはパテで繋いでしまうのですが、ハンドガードにあるようなリブも
一緒に作ってフレーム側に差し込めるようにします。
一方、レイル先端の固定。
これはレイル側に付属している部品を利用します。
金具に合わせて、アウターバレルに穴を空けネジを切って止めます。
こうすることでハンドガードは上からネジ止め可能に。
左側はパテ埋め作業の途中。
アルミ板2枚を重ねてリブにしています。
あと、繋ぐパーツの角を斜めにカットしているのはレイル→フレームの境目が
不自然だったので見栄えをよくするためです。深い意味はありません。
右側はフレームとレイルのパテ成型完了後で塗装前の状態。
今回のストックは普通のだと面白くないですし、キワモノ感漂うマグプルの
ストックが似合うんじゃないかと、レプリカでUFC製のに。
アダプターはきつかったのでヤスリで調整しました。
塗装後、アダプターを付けた状態。
ストックはイモネジでアダプターに止めます。
内面の仕上げが粗くて、研磨とかちょっと大変。
○を付けた場所はパテで繋いだ部分。
丁寧に成形して面を出して塗装してしまえば、境目なども目立ちません。
関係のない場所ですが、マグキャッチをスチールに変えると違いますよ。音が。
ノーマルだと「コチッ」ってのが「パチンッ」に変わります。
ちょっと気持ちが良い。
あとはメカボ入れて、ストックへ行っている配線を前に取り回したり、
インナーバレルを切ったり、ハイダー付けたり、好きなマガジンに交換したり
諸々すれば完成です。
完成した全体写真。
上がワッフルマガジン+AK74Uハイダー。
下が74マガジン+AK74ハイダー。
色をストックと合わせるかハンドガードと合わせるかの選択かな?
74ハイダーはレイルとの直線的な一体感があり、74Uの方はAK色を強める感じです。
オプションを付けてみた様子。
カバーにタスコのレイルをネジ止めしています。
アイアンサイトと取り替えるだけなので簡単。
サイトはタスコのMD33。
グリップはレプリカの折り畳み。マガジンも黒にしてみました。
ちょっと攻撃的な印象になりましたね。
マグを抜いてもゴテゴテしてる画は、なんかいかにもPMCって雰囲気で好きです。
ただ、レシーバーカバー自体は固定されているわけではないので
少しグラついたりして、光学機器を載せるには不向きです。
βスペツナズではリアサイト部分の機能が死んでるので、レイルはそこに
ネジ止めするってのもアリかも知れませんね。
完全に固定されるのでゼロインした後もずれる心配がなさそう。
今度、リアサイトと載せ替えられるアダプターを作ってみます。
47なのに74のマグなんか付けてますが、その辺はご愛敬。
格好が良ければそれでよいをテーマに、付けたいパーツを
好き放題に選んで作ったので個人的には満足いく感じに仕上がったかも。
<追記>
マウントを付けました。
タスコの商品に、MP5とAK共用のマウントがあるので試しにそれを買ってみた。
まぁ、いいんだけど…ちょっと取り付け位置が高いかな?
上面のシルエットがフラットなAKのスタイルを悪くするのです。
というわけで、スタイル良くするにはどんな加工がいいかなぁと
雑誌をパラパラめくっていたら、実物でBHI社のSOPMODで上面に付いているレイルが
ヒートカバーっぽいものになっていてイイ感じなので、それっぽくすることにしました。
材料は、ちょうど余っていたRISの下部分パーツとタスコのマウント。
目隠しパーツはイラナイので外します。
んで、タスコマウントのレイルを外して固定用のパーツに合うように
RISレイルをカット&フライス加工。
こういう加工は一般的じゃないのであまり参考になりませんが…。
ついでに取り付け位置を下げるため、取り付け穴を3mmほど上の位置に開け直します。
あとはその2つを組み合わせて塗装するだけ。
βスペツナズではハイダーのロック位置が少しずれていて、74ハイダーなんかを付けると
斜めに固定されて気持ち悪いのでピンの配置直し。
穴の深さが10mmほどしか取れなかったのでピンとスプリングを半分ほどにカットしてます。
完成。
なんとか納得できるマウントベースができました。
ボルトハンドルも黒く塗装してみたり。
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