アルミフレームリペア




M16系フレームの弱点はご存じの通り、テイクダウンする時に外す
後ろ側のピンが通る爪です。
少しでも落としたりぶつけたりしてフロント部分に荷重がかかった場合に
一番、応力が集中する部分ですね。
プラフレームはもちろんの事、アルミフレームでもそれは起こり得ます。
そう、例えばこんな風に…



今回は、こういった破損フレームをリペアして再生させる方法を試します。

(今回の使用素材はsurtrさんのアルミフレーム)

特別に難しい事をするわけでもなく、フレーム後端に追加リブを
特殊な強化パテで作る事により、前側のピン一つでも上下フレームを
固定できるようにするだけです。
この構造はハリケーン製のアルミフレームなどでも使われているので
特に珍しくもないかも知れません。
ただ、通常の金属パテでは固着の強度が足りないため、
耐久性のあるパテを見付けるのが難しいわけです。
下地にドリルで穴を空けるなどすれば、多少付きが良くなります。


(撮影を忘れてしまい、塗装後になってしまいましたが…)

このフレームは人から渡ってきた物らしく、詳しい出所は
不明とのことなのですが、フレーム左側に切り欠きがありました。


(リペア後)

これ、恐らくレディマグをバッテリーケースとして使った時の
配線を通すために削った痕だと思います。
そう考えると、出所も何となく分かったような…(内輪ネタ

パテで埋めたりしたので再塗装しましょう。
塗装の下地作りのついでに、平面出しをします。
”ひけ”をとるために、平らな物に付けたヤスリで面を整える作業です。


こんな感じ。

塗装は金属に食い付きの良い、エアガン専用塗料が望ましいです。
今回はインディのダークパーカーと普通の金属用スプレー(黒)を使いました。


完成。
箱に入れたら、まるで新品のようですね。
このまま持ち主に出荷されていきましたw

リブをしっかり作れば、ガタもなく十分使用できると思います。
ただしこの方法だと上方向へ動きませんから、テイクダウンは出来なくなります。
また、メタルチャンバーが使えなく可能性もあるので十分に確認してから
作業を行う事をお勧めします。