マルイから発売されてすぐ購入したのですが、出来も良く
カスタムベースには最適なガンです。
今回はIPSC用のマッチガン第一作目。

マッチガンに求められる条件。

1:ハイレベルな集弾性
2:切れの良い速射性
3:グリップし易さ

など。
それを踏まえ、今回は以下のような加工を実施。

1:グリップ加工
2:ショートリコイルのキャンセル
3:ショートストローク化
4:マグキャッチ延長
5:グリップセフティのキャンセル
6:サムセフティにステップ取り付け
7:トリガーの加工


マルイらしく、全体的に部品点数を抑えた構造なため
ある程度大胆な加工ができます。

使用素材:

<写真参考>
グリップ:パテ、塗料、ウレタン他
その他:アルミ、ジュラコン他
スライドストップは市販品を使用。

手順:
グリップはひたすら手に合わせてパテ盛り、ヤスリがけ、
塗装、仕上げ塗装、研磨。
スプリングガイドはジュラコンから削り出し。
その他、金属部品はタップを立ててパーツをネジ止め。
ショートリコイルはエポパテで固定し、干渉部分を削って
キャンセルしました。
最後に滑り止めを貼って終了です。


出来上がり:


写真が暗くなり、補正したので多少色味が悪いです。
マウントベースとダットサイトを取り付けました。

ショートストローク化によって給弾しなくなった(原因説明は省略)ので、
スライド内部を削って、シリンダースプリングを太くしたりと
色々、余計な苦労が隠れています。
シリンダーにガス抜け穴を開けてあるとは言っても、スライドを強制的に
停止させているため、かなりの負担がかかっていると思われます。

結果、性能に関して。
集弾性は十分に満足できるレベル。
速射も極限までストローク量を減らしてあるので
あとはリコイルに使うガス量をコントロールして
反動を押さえるように改善しなければなりません。
グリップは自分の手に合わせているだけあり、握る感覚だけで
ある程度当てることが出来ます。

カスタムとは関係ないですが、安物ダットによるパララックスに泣かされました。
ハンドガンのダットは良い物使うべきですね。


次回の課題はガスの流量調整と、シャシーへの加工。
今回は無視していた重量にもこだわっていきたいです。