黒い巨塔という物がありますね。
でかいファンレスラジエターが特徴のZALMANの水冷キットです。
静かだし、作りもシンプルでなかなか使いやすいのですが、
いかんせんポンプに馬力がありません。
そしてコタツのスイッチのようにデザインの悪い手動スイッチで作動します。
付け忘れるとCPU&VGAが焼けるという自爆仕様。
それにキムチ製だし。
せっかく大容量のリザーブタンクがあるんだからと、ポンプ換装と共に
グラボ交換も兼ねてSLIの2枚分を水冷にしてみました。
気に入らない場所はすべて交換です。
不安なポンプや、ホコリがくっついて気持ち悪いZALMANのシリコンチューブは
ドイツのinnovatek製に交換します。
まずはポンプ摘出。
タンクのフィッティング交換もinnovatekがポン付けできるので便利。
ちゃんと分解方法まで書かれた説明書に沿って、内蔵ポンプを取り出します。
タンク下部に青い滲みが…(左端
密かに漏れてたんですね。これだから怖い。
これをギューッと回して開けて、ポンプを外します。
そして、プラのフィッティングを外して金属のに付け替え。
これによってワンタッチでホースを付け外し出来なくなるので、
CPCのアタッチメントを流路に追加しておきましょう。
左側の下が外したポンプ。上がinnovatekが調整販売するポンプ。
サイズがえらく違ったりして…非力なのも納得。(でも両方EHEIM製
右側はCPCのカップリング。
この2組だけで6000円。精密なカップリングはお高いものなんですね。
次はSLIの水枕取り付け。
素材はリードテックの7600GTですが、買った時期が少しずれたために
パッケージデザインが違いました。
しかも、中身もボードの基盤レイアウトが違います。
最初に買った方は電源の所にもコンデンサ使ってありますが
後に買った方はメモリまでヒートシンクがしっかり覆っています。
どっちが良いんでしょ…。
ベンダーとコアが同じなので気にしないことにします。
水枕取り付けはこんな感じで。
2枚ですが、流路は分岐させずに一本で通します。
メモリには小さいヒートシンクくっつけときます。
でもホース干渉で1枚は付きませんでした。そういうのが気になるところ。
関係はないですが、HDDにも発熱対策のヒートシンクとファンをつけてみました。
筐体内の通風が悪いので、少しでも冷却には気を遣います。
そして、全部組み終わった様子がこれ。
見たとおり、ギュウギュウです。
もっと余裕のある大きい筐体が欲しいですね。
ちなみにホースに巻いてあるスプリングは折れ曲がり防止。
最後に水を入れましょう。
3Lぐらい入ります。一緒に防腐剤と蛍光剤も添加。
このポンプは外付けでZALMAN純正のような内蔵水没式でないため、
電源を入れただけでは空回りして水が回りません。
まず傾けたり持ち上げたりして水をインペラーまで届くようにしてから電源入れましょう。
コポコポーっと水が回りきれば完成。
設定でSLIを有効にしたら、早速ベンチを取ってみます。
3DMark05ではこのぐらい。
解像度は1024*768です。
3DMark06ではこのぐらい。
解像度は1280*1024。
スコアとしてはこんなもんでしょうか。
OCすればもうちょっと出そう。
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